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第51回ばんえいダービー(BG1)

3歳最強王座決定戦！

12月29日（木）

第11R 19:25 予定

3歳オープン

3歳頂上決戦!三冠競走最後の大一番
公営競馬の中で最も遅い時期に開催される「ダービー」

photo　前年度優勝馬　オーシャンウイナー号

出走予定馬

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レース詳細

レースの歴史
昨年の結果
レース予想
出走予定馬
ロードマップ
調教師・騎手コメント

レースの歴史

3歳頂上決戦!三冠競走最後の大一番

1972年に「ばんえい優駿」として創設し、1990年に現在の「ばんえいダービー」の名称に変更されました。
2004年までは主に旭川競馬場で行われていましたが、2005年より帯広競馬場で12月に行われています。
「3歳三冠」最終戦に位置付けられており、格付けは最も高い「BG1」となっています。
3歳限定の「ダービー」を冠する競走としては、中央・地方を通じて最も遅い時期に開催されています。
過去の優勝馬にはタカラフジやマルゼンバージなどばんえいの歴史に残る名馬が名を連ねています。
また、ハクリュウ、マルトダンサー、ウンカイ、ヨコハマボーイ、メムロボブサップは「ばんえい大賞典」「ばんえい菊花賞」「ばんえいダービー」を優勝し、3歳三冠馬となっております。
騎手としては金山明彦騎手(現調教師)の2度の連覇を含む7勝が最多で、調教師としても1勝を挙げています。

【歴代優勝馬】

回数	施行年	馬　名	ばんえい重量	性齢	騎　手
50	2021	オーシャンウイナー	730	牡3	菊池　一樹
49	2020	キョウエイリュウ	730	牡3	松田　道明
48	2019	メムロボブサップ	730	牡3	阿部　武臣
47	2018	アアモンドグンシン	720	セン3	阿部　武臣
46	2017	メジロゴーリキ	730	牡3	長澤　幸太
45	2016	マルミゴウカイ	730	牡3	藤本　匠
44	2015	センゴクエース	730	牡3	鈴木　恵介
43	2014	ホクショウマサル	730	牡3	阿部　武臣
42	2013	オレノココロ	730	牡3	鈴木　恵介
41	2012	アサヒリュウセイ	730	牡3	西　将太
40	2011	オイドン	730	牡3	鈴木　恵介
39	2010	ミスタートカチ	730	牡3	松田　道明
38	2009	キタノタイショウ	730	牡3	大河原　和雄
37	2008	ライデンロック	730	牡3	尾ヶ瀬　馨
36	2007	アローファイター	730	牡3	鈴木　恵介
35	2006	ナカゼンスピード	720	牡3	藤本　匠
34	2005	エンジュダイヤ	700	牝3	西　弘美
33	2004	エンジュオウカン	680	牝3	鈴木　勝堤
32	2003	サダエリコ	690	牝3	安部　憲二
31	2002	アンローズ	700	牝3	松井　浩文
30	2001	ヨコハマボーイ	710	牡3	千葉　均
29	2000	キタノダイジン	710	牡4	鈴木　勝堤
28	1999	シンカイリュウ	700	牡4	松田　道明
27	1998	ハイトップレディ	680	牝4	尾ヶ瀬　馨
26	1997	ウンカイ	700	牡4	松井　浩文
25	1996	キタノビッグエース	700	牡4	藤本　匠
24	1995	シャトルシンザン	680	牡4	久田　守
23	1994	カワシルバー	660	牡4	大友　栄人
22	1993	キンテイオー	680	牡4	尾ヶ瀬　馨
21	1992	ダイヤマックイーン	660	牝4	松井　浩文
20	1991	クレシェンドボーイ	680	牡4	久田　守
19	1990	キングトウシヨウ	700	牡4	金山　明彦
18	1989	マルゼンバージ	700	牡4	山本　正彦
17	1988	キンシヤドー	680	牡4	金山　明彦
16	1987	シヤルマン	700	牡4	金山　明彦
15	1986	ホマレカツプ	700	牡4	木村　卓司
14	1985	カネミフロンテイア	700	牡4	西　弘美
13	1984	タカラフジ	700	牡4	工藤　正男
12	1983	タカラタイトル	700	牡4	工藤　正男
11	1982	タカラシヨウリ	700	牡4	金山　明彦
10	1981	ハイスピード	690	牡4	久田　守
9	1980	マルトダンサー	690	牡4	金山　明彦
8	1979	キタノフジ	670	牡4	金山　明彦
7	1978	カイリキ	660	牡4	尾ケ瀬　富雄
6	1977	タカラリユウ	720	牡4	山田　勇作
5	1976	バンハヤテ	370	牡4	窪内　久義
4	1975	ハクリユウ	450	牡4	金山　明彦
3	1974	ダイイチカツエイ	400	牡4	前原　芳郎
2	1973	ロンジ	430	牡4	小柳　信一
1	1972	コマバ	430	牡4	中西　関松

昨年の結果

3歳王者もオーシャンウイナー

　2021年12月29日（水）には重賞・ばんえいダービー（3歳オープン）が行われ、単勝2番人気のオーシャンウイナーが優勝。障害先頭から押し切る快勝で、昨季に続いて世代の頂点に立ちました。

　単勝1番人気はサクラヒメ。ばんえい菊花賞、ばんえいオークスを含め目下5連勝で、1.6倍の圧倒的支持を集めました。今季1勝に留まるも、昨季イレネー記念を制したオーシャンウイナーが2番人気。黒ユリ賞、ばんえい大賞典と重賞2勝のイオンが3番人気で、ここまでが単勝ひと桁台。3連勝中と復調がうかがえるタカナミが4番人気で続きました。

　雪が舞う中行われた日本で一番遅い"ダービー"。10頭が勢いよくスタートを切ると、なかでもタカナミが好ダッシュを決めて先行します。イオン、オーシャンウイナーの8枠2頭が追走し、サクラヒメ、ミソギホマレ、ネオキングダムらも続きます。全馬一度も息を入れることなく歩を進め、タカナミが先頭で第2障害下に到達。ここまで35秒と速いペースで流れました。
　アルジャンノオーを除く9頭が第2障害下に並ぶと、最初にイオンが登坂を開始しますが、途中で膝をついてしまいます。差なく仕掛けたタカナミと、オーシャンウイナーがほぼ同時に先頭で障害をクリア。ネオキングダムとサクラヒメが続いて障害をクリアし、シュトラール、ミソギホマレも続きます。
　障害を越えた勢いがまさっていたのはオーシャンウイナーで、タカナミとの差を徐々に広げると、その後も脚色は衰えることなく先頭でゴール。タカナミも懸命に歩を進めますがゴール線上で一杯に。ネオキングダムがこれを交わして2着に入線。タカナミはすぐに立て直して3着。断然人気のサクラヒメは4着で、人気の一角となったイオンは10着でした。

　勝ち時計の1分16秒9は、過去のばんえいダービーと比べてもずば抜けて速い決着。勝ったオーシャンウイナーは今季の勝利はここまで6月のとかちダービーのみ。同世代相手では常にトップハンデを課され勝ち切れていませんでしたが、定量戦のここで本領を発揮。同じく定量戦だったイレネー記念以来となる重賞2勝目を挙げ、世代王者の座を不動のものにしました。

菊池一樹騎手「（今日の雪について）最初は本当に要らないなと思ってみてました。馬場が軽いので、先に（重量が）軽い牝馬に逃げられるのは嫌だったので行きました。一番強い馬だと思っているので早めに下した時点で勝ってくれるかなと思い、後はゴール前だけ気をつけて乗りました。（730kgの重量について）いつも710kgくらいは背負っていて、背負い慣れているので、定量だったことも良かったと思います。初めて乗らせてもらった時から強いなとは思っていましたが、イレネー記念も獲らせてもらって、今季はずっと勝てなくて悔しい思いをしていましたが、目標のレースを獲れてよかったです」

「ばんえい情報局より転載」

レース結果

レース映像

出走予定馬

馬名	性齢	通算成績	近年の重賞優勝
キングフェスタ	牡3	23戦12勝うち重賞4勝	2021 ナナカマド賞 2022 翔雲賞、イレネー記念、ばんえい菊花賞
クリスタルコルド	牡3	33戦8勝うち重賞2勝	2022 ばんえい大賞典、はまなす賞
ダイヤカツヒメ	牝3	37戦8勝うち重賞1勝	2022 ばんえいオークス
ツガルノヒロイモノ	牡3	39戦12勝
トワイチロ	セン3	39戦7勝
ピュアリーナナセ	牝3	38戦10勝うち重賞1勝	2022 黒ユリ賞
ヘッチャラ	牡3	37戦7勝
ヤマカツエース	牡3	32戦10勝うち重賞1勝	2021 ヤングチャンピオンシップ
ヤマノコーネル	牡3	39戦12勝
レグルス	牡3	42戦11勝

※2022年12月22日時点

調教師・騎手コメント

馬番	馬　名	性　齢	ばんえい重量（kg）
1	ピュアリーナナセ	牝3	710kg
	今井茂雅調教師／ばんえいオークスでは馬が苦手とする外枠だったので集中しきれず力を発揮できませんでしたが、馬の状態は変わらず良いので重い重量もしっかり乗りこなしてくれると思います。どの馬も強いですが挑戦の気持ちで頑張ります。
	渡来心路騎手／ばんえいオークスではとても悔しい結果となりましたが、馬の調子が悪かったわけではなく、苦手な外枠だったのと、この馬にとっては不向きの馬場でした。自分のレースさえ出来れば馬の良さが活きてくると思います。今回は相手が強い馬ばかりですが、馬の調子は悪くないので、少しでも上位を目指して頑張ります。
2	レグルス	牡3	730kg
	槻舘重人調教師／まだ経験が浅く重量も重いので少しでも馬場は軽くなってくれたらと思います。ばんえい菊花賞で障害やゴール前での動きが良く思った以上に成長を感じたのでこの勢いを活かして少しでも上位にいけるよう食らいついてくれたらと思います。
	長澤幸太騎手／ペースが早いレースを苦手とするので、少しでも息を入れられる展開になってくれればと思います。障害は前走少し止まってしまいましたが、苦手なわけではありませんし、下りてからの良い脚も持っています。馬の調子も良いので、ファンの皆様にパワーあるレースをお見せできるよう頑張ります。
3	ヘッチャラ	牡3	730kg
	鈴木邦哉調教師／菊花賞の疲れが出ましたが現在は調子が戻ってきており問題ありません。障害が上手な馬なので、今回の重量でも問題ないでしょう。勝負ポイントはレースの中盤から障害にかけていかに先行を取れるかだと思います。障害を下りてからのスタミナも心配はないです。今まで重賞制覇にあと一歩と勝ち味に遅いところが弱点でもありますが、期待をしすぎて馬へ負担をかけないように気楽に頑張ろうと思います。
	菊池一樹騎手／軽馬場で強い馬が前に出にくい展開になればと思うので、このまま当日を迎えてほしいです。ゴール前に課題がありますが障害力はあるので、この馬なりに良いレースをしてくれると思っています。応援してくれているファンの皆様に馬の頑張りをしっかりお見せできるよう頑張りますので、ぜひ帯広競馬場に足を運んでください。
4	ダイヤカツヒメ	牝3	710kg
	久田守調教師／前走のばんえいオークスでは良いレースをしてくれましたが、今回は牡馬も相手のレースです。初重量ということもありどんな展開になるかわかりませんが、馬の状態は良いのでとにかく頑張って欲しいです。
	赤塚健仁騎手／スピードに長けた馬なので軽馬場になった方が馬の力をより引き出せると思います。牡馬もいるレースなので大変かと思いますが、ばんえいオークスから状態は良い感じに維持できているのでオークスの時のような展開になれば良いレースになると思います。馬にはもう一度頑張って欲しいです。
5	ヤマノコーネル	牡3	730kg
	今井茂雅調教師／調子は変わらず良いです。障害もゴール前も問題なくクリアしてくれると思いますがスピードレースがあまり得意ではないので少しでも刻める展開になってくれればと思います。今回は中村騎手が騎乗します。やる気に満ち溢れているので張り切って上手く乗ってくれればと思います。とても強い存在が1頭いるのでどうなるか分かりませんが一生懸命頑張りますので応援よろしくお願いします。
	中村太陽騎手／まさか祖父の馬で重賞に出ることが出来るなんて思ってもいなく、びっくりしました。嬉しさはありますが大仕事を任され、責任を感じています。この馬は息を十分入れる事が出来るゆっくりな展開が好ましいので最近の馬場状態は軽く心配ですが、障害を下りた後も一生懸命頑張ってくれます。重賞初挑戦ですが持ち味をしっかり活かせるように精一杯頑張ります。
6	キングフェスタ	牡3	730kg
	小北栄一調教師／ばんえい菊花賞でトップハンデがあった中、予想以上に良い動きを見せてくれました。今回はノーハンデなので馬場状態に左右されず、より良いレースになるのではと思っています。もし道中で少し遅れをとったとしても下りてからの脚の良さを活かしてゴール前でかわしてくれると思います。勝利を狙っているのはもちろんですが、鈴木騎手にはあまり焦らず騎乗してくれることを願います。
	鈴木恵介騎手／今回はノーハンデなので負けられない戦いになります。少し息を入れられる展開になればありがたいですが最近の馬場を見る限り当日も軽馬場になると思うのでせめてレース中に雪が降らないことを願います。調教では普段730kg近く積んでいて、すでに経験してもいるので問題なく対応できると思います。今回も末脚を活かし、ファンの皆様の期待に応えられるよう頑張ります。
7	トワイチロ	セン3	720kg
	鈴木邦哉調教師／この馬の良さは道中の脚に切れ味があるところです。このレースを出走する同厩舎のヘッチャラにも勝ります。冬の馬場で早いレース展開となるでしょうから十分に力を発揮してくれると思います。あとは障害をしっかり上がってくれれば良いですが、騎手が何度も乗ってくれているのでレース展開を上手く判断して頑張ってくれると思います。馬の体調も良いのでこのまま維持していきたいです。大きなレースで勝つに越したことはないですが、もっと先を見据えて、いずれはばんえい記念に出られる馬にまで成長してほしいと思っています。
	西将太騎手／馬場は軽い方が良いですが、あまり急かさず馬のペースに合わせた騎乗が出来たらと思います。鈴木厩舎の皆様が毎日運動をしてくれているおかげで馬はいつも頑張ってくれます。課題となるものはすべてクリアしてきたので、あとは少しでも上を目指せるように頑張ります。
8	ツガルノヒロイモノ	牡3	730kg
	長部幸光調教師／馬の動きは悪くないです。ゴール前で止まりがちな所があるのでいかに先行して刻みながら脚をためられるかだと思います。強い馬も多く、重量も重いですが障害力もスピードもある馬ですから可能性がないわけではないと思っています。頑張ってほしいです
	阿部武臣騎手／騎乗することが少ない馬ではありますが、動きは良いと思います。重馬場になると体力面で最後までの維持できるか不安ですが、スピードはあるので馬場が軽ければ軽いほどこの馬の良さを引き出すことが出来ると思います。軽馬場で望みは出てくると思うので一発狙って頑張ります。
9	クリスタルコルド	牡3	730kg
	西弘美調教師／日々の調教で障害に臆することなく行けるように心がけています。調子は良い状態を保てているので、あとはやれることをやっていくだけです。出走するからには当日がどんな馬場であってもどんな馬が相手でも勝つことを目指します。100％以上の力を出せるようにしっかりと仕上げていきます。
	西謙一騎手／切れ味にかけるところがあり、軽馬場はこの馬にとって不向きなので、当日の天候次第かと思います。いつも最後まで粘り強く歩いてくれる馬なので、その気持ちに応えられるように頑張りたいですし、1頭強い馬がいるのでその馬に勝てるように頑張ります。
10	ヤマカツエース	牡3	730kg
	金田勇調教師／ずっと良い調子はキープできています。細身の馬でしたが最近は馬体重が1000キロ近くに増えて力がついてきたと感じます。レースでは障害をどの位置で越えられるかが大切になってくると思いますが得意な障害で少し無理をするくらい積極的に行っても大丈夫です。極端な馬場にならなければ、この重量でも十分に力を発揮していけると思うので、軽すぎず重すぎない馬場が良いというのが本音です。菊花賞では悔しい思いもしたので今度は食らいついて一矢報いることが出来ればと思っています。本番に向けてしっかりと調整していきます。
	藤野俊一騎手／当日は高確率で軽馬場になると思いますが、軽すぎず重すぎない状態がこの馬には合っています。重い重量も軽馬場になる分問題なくこなしてくれると思います。ゴール前は少し弱い部分がありますが、障害力は抜群なので力を十分に発揮できるよう頑張ります。