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- 「第50回クインカップ」(BG3)の結果
~カフカ号が粘り強い脚を見せ4歳女王の座に輝く!今期重賞3勝目!~
ばんえい十勝で2025年11月9日(日)に行われた「BR福岡大村杯第50回クインカップ」(4歳牝馬オープン・BG3)は、カフカ号が粘り強く逃げ切って優勝、見事4歳女王の座を手にしました。
前日からゴール前の砂障害の撤去やロードヒーティングの稼働、第2障害のほぐしやロータリーハローの実施などを実施した走路状況において、馬場水分2.0%で行われた本レース。道中は第一障害を先頭で越えたガーネット号が先行しますが、ほとんど一団のまま中間点まで進んで行きます。中間点あたりで先頭がスカーレット号に入れ替わり、内からカフカ号も位置取りを上げるとガーネット号と3頭で先団を形成。各馬慎重に息を入れながら第二障害を迎えます。
第二障害下に一足早く到達したカフカ号が登坂開始。懸命に障害を上がっていきます。スカーレット号、ガーネット号、クリスタルイプセ号と人気馬も続々と挑戦しますが障害で苦戦。それを横目にカフカ号が先頭で障害を越えていきます。
先頭を行くカフカ号に少し間を置いて障害をクリアしたガーネット号ら後続も一団で追い上げますが、カフカ号の脚色が鈍ることなく力強くリードを守りきり、6月の柏林賞に続く重賞3勝目を飾りました。
2番手以降は4頭横一線になるも、ゴール前でわずかに抜け出したホクショウレディー号が2着に入り、3着にはスカーレット号が入りました。
カフカ号を管理する金田勇調教師、騎乗した金田利貴騎手はともに「クインカップ」を初制覇となりました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2025%2f11%2f09&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
https://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20251109&race=11&track=obihiro
<カフカ号のプロフィール> ※2025年11月9日現在
生年月日・毛色:2021年4月20日(牝4歳・栗毛)
血統 :父 インフィニティー 母 コハル (母父) ケンジュオー
生産者 :加納 詩織氏
馬主 :高橋 健二氏
厩舎 :金田 勇厩舎
通算成績:51戦12勝(うち重賞3勝)
金田勇調教師のコメント/
正直4歳の牝馬に710kgはきついかなと思っていたので、勝ててびっくりしました。良く我慢して走ってくれました。
第二障害下はこの馬の課題で、一瞬でも止めることが出来たのは良かったです。
障害を下りてからはそんなに猛追する馬もいないと思っていました。粘り強く歩いてくれて良かったです。
ここまでレースで使おうと思っても相手が強かったり、重量が厳しかったりして断念をしていましたが、回避を続けるわけにもいかなかったので調整は難しかったです。
夏場は無理をせずに過ごさせていたので体調は良かったと思います。この馬の良いところでもありますが、がむしゃらな性格なので、数秒でも息を入れることができれば良さを引き出せると思います。
これからももっと厳しい戦いの中で結果を出せるように頑張りますので、よろしくお願いします。
金田利貴騎手のコメント/
勝てて嬉しかったですが、課題の残るレースでもありました。本当に馬が頑張ってくれたので1着になれました。
今までハンデをもらう立場だったことで、重賞2勝することができましたが、ハンデを与える側になり、近走はずっと苦しいレースが続いていました。今開催から馬場が変わったことで、簡単ではないですがもしかしたら勝てるかもと思いました。
スタートが決まればもう少し楽に行けたのですが遅れてしまい、追いつこうとしたらどんどん馬が進んで行ってしまったので、なんとか障害を越えさせることだけを考えていました。
障害下で体感1秒か2秒しか止まれなかったのですが、それがあったからこそ膝をつかないで越えることが出来たと思います。
ゴール前は無我夢中でただ必死に追いました。
今回はこの馬場だったから勝てたということもあるのでそういったチャンスを掴めるようにしていきたいです。
この世代の馬も強くなってきているので、今後も重賞を勝てるように頑張っていきたいです。
いつも応援ありがとうございます。まだまだカフカとともに活躍できるように頑張りますので応援よろしくお願いします。
