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- 「第48回ナナカマド賞」(BG3)の結果
~2歳世代最初の重賞競走はホクセイイワキヤマ号がゴール前の大接戦を制す~
ばんえい十勝で2025年10月12日(日)に行われた「第48回ナナカマド賞」(2歳オープン・BG3)は、ホクセイイワキヤマ号がオレノコクオウ号とのゴール前の大接戦を制し2歳世代最初の重賞競走を勝利しました。
馬場水分2.3%、550㎏~570㎏と全馬初めて曳く重量で行われた本レース。スタートから各馬一斉に飛び出し、軽快に第一障害を越えていきます。道中はわずかにカワノラクシュミー号が前に出ますが、後続も遅れず追走。ホクセイタケコ号とピュアリーヒナリ号が少し間を置かれますが、前はほぼ一団で歩を進めます。中間点を過ぎたあたりから各馬息を入れ始め、カワノラクシュミー号、スターノチカラ号の2頭が抜け出し、先頭で第二障害下に到達します。
一息入れたカワノラクシュミー号が最初に仕掛けますが、登坂に苦戦。それを横目にスターノチカラ号とキョウエイジェット号がすんなりとほぼ同時に障害をクリア。少し間を置いてホクセイイワキヤマ号、ジェイノホマレ号、オレノコクオウ号と続きます。
キョウエイジェット号が障害を下りた勢いで先頭に立ちますが、後続の脚色も良く、ホクセイイワキヤマ号、ジェイノホマレ号、オレノコクオウ号が一気に差を詰めると残り10mで4頭横一線に。さらにゴール前、ホクセイイワキヤマ号とオレノコクオウ号が抜け出すと激しい叩き合いで2頭ほとんど同時にゴール。写真判定の末、ホクセイイワキヤマ号が大接戦を制し嬉しい重賞初勝利を飾りました。
2着にはオレノコクオウ号が入り、最後までしっかりと歩ききったスターノチカラ号がゴール前でジェイノホマレ号を差し返し3着に入りました。
ホクセイイワキヤマ号を管理する坂本東一調教師はメムロボブサップ号で制した2018年以来2度目の「ナナカマド賞」制覇、騎乗した渡来心路騎手は初制覇となりました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2025%2f10%2f12&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
https://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20251012&race=11&track=obihiro
<ホクセイイワキヤマ号のプロフィール> ※2025年10月12日現在
生年月日・毛色:2023年3月22日(牡2歳・鹿毛)
血統 :父 マルニセンプー 母 ヒカルガール (母父) ホッカイヒカル
生産者 :竹澤 一彦氏
馬主 :(有)竹内産業
厩舎 :坂本 東一厩舎
通算成績:6戦4勝(うち重賞1勝)
坂本東一調教師のコメント/
勝ったら嬉しいし負けたら悔しい思いをするのが人生経験だと思いますが、今日は最高でした。
生まれてすぐの頃この馬を見ましたが、そのとき目が鋭くて強くなるという印象を感じました。でも思うようにいかないのが馬の人生でもあると思います。
厩舎に入った頃はレースに向き合う感じではありませんでしたが、体格が良かったから調教もこなせていけると感じました。
馬インフルエンザの頃は馬主さんにレースに出さずに仕上げてほしいとお願いされていました。そのおかげもあってか、徐々に仕上がってきたと思っています。
レースに真正面から向き合うタイプの馬ではないですが、騎手がタイミングを合わせているのが凄いと思います。ゴール前の接戦は勝ったと思いましたが、一瞬迷いました。
この馬は素晴らしい瞬発力があり、メムロボブサップの跡継ぎになるのではないかと期待しています。
これからもばんえい競馬を盛り上げていきたいという気持ちでいっぱいです。皆様応援よろしくお願いいたします。
渡来心路騎手のコメント/
大接戦を勝利できてすごくほっとしています。
雨でペースがすごく速くなるなと思っていましたが、その中でもしっかり2回刻んで息を入れて行けたので良かったです。前に行く馬もいましたが、自分のペースでしっかりと息を入れながら行きました。
ゴール前はもう必死で追うだけでした。
結果もゴールした瞬間はわからず、次レースのパドック周回中に電光掲示板を見て勝ったんだなとわかりました。
この馬はすごく瞬発力のある馬で、息が入れば入るほど障害を下りてからもしっかり歩いてくれるし、また、まっすぐで真面目な馬です。
すごく勝ちたかったレースだったので勝利できて良かったです。
これから寒くなってきますが、まだまだ熱いレースをお見せしたいと思っていますので応援よろしくお願いします。