
“その道”のプロに、馬券の買い方や馬の選び方のコツを教えてもらいました。
馬券を買う人が100人いれば、100通りの買い方があります。そのうちの何人かが当たって、それ以外の人はハズレてしまうのが馬券というもの。自分だけが当たる、なんていうことはほとんどなく、自分だけがハズレているワケでもありません。そんな馬券と付き合うには、周りに左右されず、身の丈に合った買い方で楽しむことが大事。肩の力を抜いて、マイペースの勝負を心がけてくださいね。
ばんえい競馬ほど天気次第で勝ち時計が極端に変わる競技はありません。同じ距離,同じ馬,同じ重量物なのに,走破タイムが1分程度のこともあれば,2分30秒なんていうこともあります。雨や雪で走路の滑りがよくなり,走破時計が速くなる馬場状態を「軽馬場」といいます。馬場水分が5%を超えるような極端な「軽馬場」なら,迷わず持ち時計の優秀な先行馬を買いましょう。逆に,晴天で砂埃が舞うような馬場状態のときは,先に2障害を越えた馬がバテてしまい,後ろから来る馬の決め脚が炸裂することもしばしばです。道中の位置どり,第2障害越えに要した時間,さらに障害を下ってからの時間などは予想紙に掲載されています。先行馬の逃げ切りか?それとも後ろから来る馬の差し脚炸裂か?ここが思案のしどころです。
ばんえい初心者は、いや、経験を積んだファンも、自分の予想とオッズが噛み合っていないと不安になるもの。しかし、ばんえいは平地の競馬と比べても絶対のない競技。人気馬でも障害のデキひとつで大敗することもあれば、その逆もあります。積極的に穴狙いしてみてください。特に先行力のある馬は、よほど大敗が続いていない限り狙ってみる価値あり。若手騎手もけっこう穴になります。
サラブレッドの約2倍の体重を誇るばんえいの競走馬たち。それだけに、馬体重の増減は激しい傾向にありますが、基本的に体重が減る馬より、増えている方が「好調」といえます。もちろん馬体を絞った時に好走パターンが見られる馬なら、体重減のときに狙うなどの例もあり、各馬の特徴をつかむことも大切。その辺りは臨機応変に行きましょう!
また、若駒の場合、成長期にどんどん馬体重が増えている馬は、明らかに充実している証拠です。「登板力=踏み込みの深さ」などファクターも含め、ばんえいもパドックは重要です!