ばんえい競馬の最高峰レース、最強馬決定戦!
1968年に創設された、ばんえい競馬最強馬決定戦。1998年までは農林水産大臣賞典の名称で、競馬関係者ではよく「大臣賞」と呼ばれていましたが、1999年からは「農林水産大臣賞典 ばんえい記念」となっています。
旭川市、帯広市、北見市、岩見沢市の4市でそれぞれ開催していた市営競馬時代は毎年、持ち回りでこのレースが実施されていましたが、1988年以降は最終開催地の帯広競馬場で行われています。
このレースのそりの負担重量は1000kg(牝馬980kg)で、ばんえい競走においては最も重い重量のサバイバルレースとなっており、優勝タイムが5分を超えることもありますが、このレースを制覇することがばんえい競馬に携わる者たちの夢となっています。
過酷な競走条件であることから、実力を備えた馬がこのレースを連覇することが多く、これまで2連覇以上が9頭おり、2003年から2006年まで4連覇したスーパーペガサス、2007年から2009年までの3連覇のトモエパワーがいます。一方、牝馬はダイニミハル(1974年、1976年)、キヨヒメ(1979年、1981年、1982年)の2頭のみとなっています。
また、優勝騎手ではミスターばんえいと呼ばれた金山明彦騎手が6勝で歴代1位となっており、藤野俊一騎手、西弘美騎手(現調教師)がそれぞれ5勝で続いています。
ばんえい記念実施日には、毎年、北海道内外からばんえい競馬ファンが来場し、競馬場全体が独特な雰囲気に包まれ、またこのレースでは、最後尾の馬がゴール線を通過するときに場内から拍手が沸き起こる感動的なシーンが見られます。
【歴代優勝馬】
回数 | 施行年 | 馬 名 | 積載重量 | 性齢 | タイム | 騎 手 |
33 | 2001 | サカノタイソン | 1000 | 牡7 | 3:42.3 | 大河原 和雄 |
34 | 2002 | サカノタイソン | 1000 | 牡8 | 4:16.4 | 藤本 匠 |
35 | 2003 | スーパーペガサス | 1000 | 牡7 | 4:19.8 | 岩本 利春 |
36 | 2004 | スーパーペガサス | 1000 | 牡8 | 3:07.8 | 岩本 利春 |
37 | 2005 | スーパーペガサス | 1000 | 牡9 | 3:15.3 | 藤野 俊一 |
38 | 2006 | スーパーペガサス | 1000 | 牡10 | 4:36.1 | 藤野 俊一 |
39 | 2007 | トモエパワー | 1000 | 牡7 | 4:50.6 | 坂本 東一 |
40 | 2008 | トモエパワー | 1000 | 牡8 | 5:35.8 | 西 弘美 |
41 | 2009 | トモエパワー | 1000 | 牡9 | 4:50.8 | 西 弘美 |
42 | 2010 | ニシキダイジン | 1000 | 牡9 | 4:24.8 | 藤野 俊一 |
当コンテンツの情報は制作段階の情報に基づき制作されており、出走回避などにより実際のレースに出走しない可能性がございます。
また当コンテンツは特定の馬の応援や推奨を行うものではございません。
各レースの成績及び払戻金は必ず主催者発表のものと照合ください。